2005/07/07(木)
昼過ぎにK子氏が訪ねてくる。
BMWから変えたボルボである。
借りていたスーパーセブンのビデオを返却。
午後、ケントスピードから電話がある。
スーパーセブンが治ったとの事。
さっそく引き取りに。
懸案のAアームのゴムブッシュ交換。
もう完全にブッシュが終わっていたそうだ。
雨の季節なので、フロントスクリーンを熱線入りに交換。
これで今までのように曇り止めで拭きながら走らなくて済む。
タコメーターを、かねてより欲しかったSTACKのCHRONOREONIC ST901096に交換。
クラシカルなメッキリングで、クロノメトリックタイプの動きをステッピングモーターで真似るタイプだ。
4,000rpm以下では、ピクッ、ピクッ、ピクッ、と古い時代の機械式タコメーターの動き方を真似る。
カーグラTVのオープニングで青いブガッティーのエンジンをかけた時のタコメーターの動きだ。
昔のタコメーターは今のものより性能が悪かったので、レーシングカーでは針を固定しながら表示しないと、車体の振動で針が振れてしまって読めなかったのだそうだ。
そのクロノメトリックの動きをエレクトロニクスで真似るので、クロノトロリックという商品名なのだろう。
しかし、そのままでは高回転時のモニターが遅れるので、4,000rpm以上になると最新のステッピングモーター式レブカウンターの動きに切り替わるようになっている。
普通のタコメーターのように、針が遅れて動いたり、勢いでオーバーシュートして行きすぎたりしないので、正確な回転数を表示できる。
リアルタイム性をあまり必要としない低回転では、古めかしい機械式タコメーターの動きだ。

「20050710.wmv」をダウンロード
このタコメーターが以前から欲しかったのだが、なかなか買う機会がなかった。
ちょうど先日、エンジンのヘッドのオーバーホールの話が出た時に、今のエンジンの回転数がいくらまで出てるのだろうという話になった。
今まで付いていたSMITHの7,000rpmがリミットのタコメーターでは、針が振り切ってしまい、最高回転数が分からない。
まるで頭文字DのAE86だ。
そもそもケントエンジンは普通は7,000rpmも回らないので、それで充分なはずなのだ。
その時に、レンジの広いタコメーターが欲しいという話の時に、このSTACKのタコメーターの話をすると、塚原社長が、このタイプは生産中止になるって案内が来ていたと言うので、慌てて注文したのだ。
そして、輸入代理店に残っていた、最後の一個を取り寄せてもらったのだ。
危機一髪。
クロノトロリックは、レンジが8,000rpmと10,400rpmの2種類がある。
本当は8,000rpmの製品にする予定だったが、最後の一個は10,400rpmのものだった。
しかし結果、正解。
今回の10,400rpmのタコメーターで試してみると、1速で引っ張ると8,400rpmまでは回った。
メモリー機能があるので、最高回転数を呼び出せるのである。
プラグの点火を電子的に数えてコンピューターがステッピングモーターで表示するので、完全に正確な数字だ。
それ以上回りそうな感じもあったが、壊れたら怖いので止める。
結構回るエンジンだという事は分かった。
リアブレーキの調整。
結局、痛んだホイールも交換する事に。
今まで13インチのアルミだったが、今回は14インチのマグネシウムに。
タイヤはそれに付いていた今までよりハイグリップのもの。
マグネシウムホイールとタイヤ4本セットで格安で売って貰った。
共に中古だが、タイヤはもうすぐ使い切ってしまうのでこのさい気にしない。
リジッド時代のセブンに付くマグホイールは稀少なので嬉しい。
ホイール重量がアルミの1/3だ。
乗り出した瞬間に、感触の違いに驚く。
タイヤが地面に吸い付くようだ。
一挙一動がシャープになっている。
まるで違う車に乗ったかのようだ。
ブレーキも良く効く。
バネ下荷重が小さくなった効果がこんなに大きいとは思わなかった。
ホイールが13インチから14インチになったため、タイヤもやや扁平になり、製品も今までのものよりハイグリップのタイプだ。
反面、乗り心地に堅さが出る。
もっとも、今までがセブンにしては柔らかすぎた感もある。
これからじっくり乗り込みたいものだ。

高速に乗って帰るが、前輪のダンパーを緩めたままだったので、上里サービスエリアで止めて、ダンパーを堅くする。
すると、興味深げに見ていたオッチャンに話しかけられる。
暫し談笑してから帰途に付く。
全体がきびきびとして、シャープな感触が気持ちいい。
今後のスーパーセブンの改造計画としては、
リアのAアームを5リンクへの改造。
フロントのIアームを完全にウィッシュボーンタイプへの改造。
エンジンのヘッドをオーバーホールするかまたはアルミヘッドに交換。
内装を完全な赤に統一。
エンジン自体のチューニングは、8,500rpm以上回るなら、特にやる事はないだろう。
気が向いたら、ディストリビューターのポイントをフルトランジスター化するくらいか。
ブルーバードに給油して返却。
88kmで、9.8リットル。
燃費、約9km/リットル。
さて、次はアストンマーチンV8だ。