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2017.05.13

The Flatfishes Racing 体験走行NIGHT

2017/05/13(土)
 The Flatfishes Racing 5.13体験走行NIGHT に田村監督と共に参加。
 あいにくの雨天であったが、とても楽しい。

 安田氏にパッセンジャーとして乗せてもらう
 本物のレーサーが操るスピードはすごい。
 マシンはPowerPipeアルミフレーム

 自分のヘルメットを忘れてしまい、サーキットのヘルメットを借りて乗る。
 雨のせいもあって、バイザーがすごく曇る。
 水たまりの上を走ると、エアインテイクを通った水飛沫が、ラジエーターを通り、正面から水を被る。
 パッセンジャーハンドルから手を離せないので、バイザーを拭く暇はない。
 せっかく自分のヘルメットには曇り止めのPINLOCKをつけておいたのに、活躍の機会を逃して残念だ。

 レーシングニーラーはバイクのようなウイリーをしない分だけ、アクセルを余計に開けられるのだろうか? 
 加速も、減速も、横Gもすさまじく、Gに耐えるのに全身の体力を使う。
 今日は雨だったが、路面が乾いてもっとグリップしていたら、もっとGがすごかっただろう。

 コーナーでは体を支えている脚に、リアタイヤがジリジリジリジリ……とスライドする感覚が伝わってくる。
 右ヘアピンで2度ほどスピンしたが、ジリジリジリズ――ッ! とGが抜けてグルンと回る瞬間、自分はハンドルを握っていないのにの「今の惜しかった!」感が伝わってくる。


 買ったばかりの、ドイツdaytona製のサイドカーレース用のブーツを使ってみた。
 足首が動きやすい蛇腹になっていて、地面で擦りやすいつま先のゴムが分厚い。
 パッセンジャー用はスネの部分がプロテクターで保護されていて楽だ。

 このブーツを履いて、レーシングスーツの裾をブーツの外に出す。
 裾をブーツの中に入れると、ブーツシャフトのトップエンドがプラットホームに引っかかって、動きの邪魔になると言う。
 裾を中に入れる場合は、ブーツのトップエンドをテープで巻く人もいる。

 後続車の車載カメラに映るよう、ソールにロゴが入っているのが面白い。
 海外レースのオンボードカメラでよく見る靴底である。

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 ドライバー用のブーツは、ブーツシャフトが短くて、右足の甲に保護パッドがついている。
 左側車のレーシングニーラーでは、右足でシフトチェンジするためだ。

 しかしF4は、バイクと同じ左脚シフトだし、日本では日常のバイクと混同しないようF1、F2でも左の正シフトにしている方が多い。
 ドライバーブーツにも左パッドのモデルが欲しいところだ。

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 雨天で路面が水浸しであるが、折角の夜走行なので、スパーキースライダーの実験をしておく。

 バイク用のレーシングブーツには、つま先にチタニウム製のトースライダーがついたモデルがある。
 レーシングスーツにも、肘にチタニウム製のエルボースライダーを着けられるモデルがある。
 これらは、コーナーでバイクを傾けた時、肘やつま先を路面に擦ると火花が出る
 ケニー・フォレイトロイ・ベイリスなどのライディングフォームが有名だ。

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 チタニウム粉は火花が出やすく、映画の撮影に使う火薬にも「チタン弾着」と呼ばれる火花を跳ばす製品がある。
 フラッシュはマグネシウム、鋭い火花はチタニウム、大きく舞う火花は雲母と、使い分ける。

 チタンスライダーは、火花を跳ばすのが目的ではない。
 つま先は、膝に付けるニースライダーのような厚みをとれないので、耐摩耗性の高いチタニウム合金を使っている。
 耐摩耗性の高いジュラコン(ポリアセタール)を使っていても、樹脂製は減りが早い。

 膝用にも、OxfordやMotraxからチタニウムがインサートされたニースライダーが発売されている。
 これは逆に、火花を跳ばすのが目的で、スパーキースライダーと呼ばれていて、コーナーで膝を擦ると火花が出る
 その昔、80年代の峠では、ジーパンの膝に潰した空き缶をガムテープで撒いて火花を散らしながら走る遊びが流行っていたが、それをちゃんと製品にしたものだ。

 レーシングニーラーの場合は、アススライダーと呼ばれる腰につけるスライダーが海外で売られている。
 試しに取り寄せてみたところ、ニースライダーと似たものだった。
 腰の形に合うように内側がRになっている。
 プラットホームにひっかかりにくいようにだろうか、薄めで、丸くて角がない。
 日本のパッセンジャーだと、スライダーではなく、革やケブラー繊維のパッチでスーツを保護している方を見る。
 ひっかからないので、スライダーより良いそうだ。

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 レーシングスーツの腰回りにスライダーベースをつけて、レーシングニーラーでも膝用のスパーキースライダーが使えるか試してみる。
 F4のコーナーのスピードでも充分火花が出る事が確認できた。
 低速の直線でも火花が出るので、80年代のタイヤのバイクを無理に倒して膝を擦るような怖さはない。
 実に面白い。

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