JRSA F4 チャンピオンシップ 第5戦
2017/12/10(日)
茂原ツインサーキット JRSA F4 チャンピオンシップ 最終戦に参戦。
田村監督が多忙で参戦できないため、PowerPipeの高橋氏がドライバーを務めて下さる事に。
時間がないので、ヘルメットのカラーリングはビニールテープで誤魔化す。
遠くから見ると分からないだろう。
前回、壊してしまった部分も調整して頂いて、マシンは完調だ。
リアブレーキからの出火で燃えたリアカウルも、新しく起こしてもらったので、新品になっている。
いざ、練習走行に出ると、ものすごい。
これまで体験したGを更に超える強い横Gで、あっと言う間に体力を奪われる。
今までは、ドライバーとマシンとのセッティングも不調で、完全な状態でなかったというのもある。
以前、安田氏に乗せて頂いた時はレインコンディションで、しかもスリックタイヤだったので、速度が全開ではなかったというのもある。
しかし今回は、マシンが完全な上に、ずっと速いかたがドライバーを引き受けて下さり、しかもドライコンディションなので、現在のこのマシンの上限とも言えるスピードでの走行を体験した。
あまりのGに、まるで体力が保たない。
ここしばらくデスクワークで体力が落ちていたのと、体重増加で負荷が大きくなっていたのもある。
数周回ると筋力が付いていかなくなる。
重心をコントロールする以前の問題で、落車しないように捕まっているだけで精一杯だ。
高橋氏からは「最初の2周は良い感じだったのにね」と言っていただいたが、本当に3週目からは体が全然ついて行かなかった。
日常では使わない筋肉も多く使うので、頭では分かっていても、だんだんフォームを変えるのが間に合わくなって来る。
間に合わないと、中途半端な姿勢になり、Gに耐えるのが余計にキツくなる。
いくら体重が軽いとは言え、ときひろみさんのように手脚の細いかたが、トップのマシンのパッセンジャーを務められているわけで、決して筋力だけの勝負ではない。
フォームが悪いと過剰に体力を削られるのだ。
予選では、筋力が戻りきらないまま走った事もあり、数周で落車してしまった。
最終コーナーで足を滑らせてしまい、足が地面に落ちてそのまま後に引き摺られた。
これは復旧は無理だと思い、ホームストレートで手を放して転がった。
特に怪我もなく、レーシングスーツを擦って破っただけで済んだ。
スーツの下にヒッププロテクターを履いておいたので、擦った大腿部も平気だった。
午後の本戦まで、とにかく動かず体力を回復する。
レーシングスーツの破れはテープで巻いて補修する。
本戦では、最初の数周で筋力の低下を感じたので、まだ余裕があるうちに乗り方を変える。
プラットホームに姿勢を下げてうずくまっているだけでも走れると伺っていたので、とにかく小さくなってうずくまる。
しかし、それでもかなり筋力を使う。
そういう乗り方には設計されていない。
横Gに耐えるために全身の筋力を使う。
負荷=G×体重だ。
ダイエットせねばなるまい。
とにかく重心を下げる低い姿勢で、挙動を崩さないよう動かない事に努める。
それでも最下位にはならず、5位で終わる事ができた。
パッセンジャーの動きがちゃんとすれば、マシンはこのままでもタイムは数秒上がるだろうと言う。
即日に筋肉痛が出るというのは、ものすごい運動量だ。
姿勢が追いついていないから、不必要な運動量が過剰に増えている。
正しい姿勢が追いつくだけで、運動量が減るはず。
そのための体力をつけよう。
第4戦が台風で中止になった関係で、今回はバナナもタマネギも無かった。
残念。