2009.06.05

新型CMOSキャメラ

20090605_01

 メモリーカムなので、手軽さは優秀。
 オートで手軽に撮るには便利で、旅行などには重宝しそうだ。
 既に、ロケハン、シナハンで何度か使用している。
 凝った撮り方を必要としない時は、便利だ。

 CMOSキャメラの動体歪みの実験。

20090605_0220090605_03

 銀塩フイルムで言うところの、スリットスキャン撮影に似た原理。
 蛍光灯のフリッカーやフラッシュが、走査線状の縞になって現れる。
 撮像管時代に戻ったようなものか。

 シャッタースピードを上げてもスキャンの速度は変わらず、かえってモーションブラーが減ってくっきりする分、余計に目立つ。
 三脚に乗せて左右にパンを繰り返すと、被写体が左右にユラユラゆれるように見える。

 いざとなればAfterEffectsで歪めて直せるかと思ったが、乗り物の窓やドリーから撮った素材は、近距離と遠距離で速度が違い傾き方が代わるので、単純にはいかない。

 画像は走る電車の窓ごしに撮ったもので、電柱の陰の、建物の窓や自動車が透けたように見えるのは、前後のフレームの差分で圧縮している影響だろうか。
 これも撮像管時代に戻ったようだ。
 

2008.05.05

サムネイル絵コンテ用紙

 これは、絵コンテの下書き用紙です。(各、約25kのPDFファイル)

 絵コンテと言うと、アニメーションで使われるような子細な指示を書き記したものや、特撮カットのプランで使われるストーリーボードなどが、一般的に知られています。
 一般人の目に触れる絵コンテは、ある程度絵が細かくきれいに描き込まれたものの場合が多く、中にはまるでコミックスのようにしっかりと描き込まれたものまであります。
 これはあくまでも、一般人向けに商品として見目の良い絵コンテが公表されているからです。

 しかし本来絵コンテは、「カットのcontinuity(連続性)を絵で描く」のがその役割ですので、絵をきれいに描くのは副次的な事で、特撮やアニメーションのように細かい指示が必要な場合や、プレゼンテーションの体裁を整えるためでなければ、あまり緻密な絵は必要としません。
 アニメーション用の絵コンテ用紙は絵が大きく、一枚に5カットくらいしか描きませんが、テレビドラマ用の絵コンテ用紙では、小さな絵で一枚に10カット以上描かれるものが存在します。
 現場に実物がある実写の現場では、細かく描きこむ必然性が少ないためです。
 むしろ絵コンテは、全体のカットの流れを把握するために、一枚の用紙にできるだけ多くのカットを描き込んだ方が便利とされる事もあります。
 字コンテと呼ばれる、絵を描かずに文字だけでカットの繋がりを書くコンテを使う事もあります。

 このサムネイル絵コンテ用紙は、その考えを更に推し進めて、小さな絵でより多くの絵を描き込めるようにしたものです。
 基本的には絵コンテの下書き用紙です。
 まず、このサムネイル絵コンテ用紙で、カットのcontinuity(連続性)を一通り作り終えてから、本式の絵コンテ用紙に、絵のレイアウトや演出プランなどを検討しながら清書を行います。
 小さな絵で手早く描く事で、絵コンテ本来の目的であるカットのcontinuity(連続性)が組み立てやすくなります。
 一枚の用紙に多くのカットが描けるため、消しゴムを使わず「×」でカットを消しても枚数を食わないので、次々と思いついた流れを組み立てていけるので、作業が早く進みます。
 シーン全体の流れを一目で一望できるため、全体像を把握しやすく、カット割りやモンタージュが煮詰めやすくなります。

 仮に、300カットの30分作品の場合、48カットシートで全6枚。
 Aパート、Bパート、各3枚が目安となり、全体の流れを机に並べて把握できます。

 逆に、1カットずつじっくり練り込んで描くスタイルの方には、この用紙は向かないかと思われます。


16_9_1
「絵コンテ用紙16_9サムネイル 小サイズ60カット storyboard_60cut.pdf」をダウンロード


16_9_2
「絵コンテ用紙16_9サムネイル 中サイズ48カット storyboard_48cut.pdf」をダウンロード


16_9_3
「絵コンテ用紙16_9サムネイル 大サイズ30カット storyboard_30cut.pdf」をダウンロード

2007.02.28

ビデオ画質をフィルム画質に変換。

 F処理テストの追加。

 ビデオでフィルム画質の作品を撮るため、24p撮影に加えてシネライクガンマを使う方法がある。(F処理のテスト)
 しかし、CGやハイスピード撮影機など、シネライクガンマではない階調の素材を混ぜなければいけないケースもある。
 その場合に備えて、ビデオのノーマルガンマの素材からフィルムタッチに質感を調整するテストとレシピを練ってみる。

Photo

 まず、特別に撮り方を凝っていない、フラットに撮ったビデオ素材を使う。
 撮る段階で特殊な事を行うと、そうでない素材を混ぜる事ができなくなるので、できるだけプレーンな素材を使う。
 それに、まず従来からある方法として、MagicBulletのBleachBypassと言う銀残しプリセットをかけてみる。

Mb_bb

 質感を抑えた感じになる。
 Neoと言う、映画〈マトリックス〉風のグリーンに傾けた銀残しのプリセットもあるので試してみる。

Mb_neo

 今度はMagicBulletを使わずに、エフェクトツールの色調整だけで出来るかどうか試してみる。
 銀残し風の調整を行ってみる。
 映画〈セブン〉の室内風のダークな感じを目指しつつ、アースカラーに傾けるタイプでやってみる。

01

 意外になんとかなるのが分かったので、もう少し追い込んでみよう。

脚本執筆支援ツール『シナリオ自動インデント設定』マクロ Ver1.04

 シナリオ書式自動整形ツールです。
 無償ですので、ご自由にお使い下さい。
 配布も自由です。
 本マクロの著作権は高山カツヒコに帰属します。
 個人的にマクロプログラムを修正して使うのは構いませんが、修正したマクロは第三者に配布しないで下さい。
 おきまりの文句で恐縮ですが、当マクロによって発生したいかなる障害も責任を負いかねますので、ソコの所はご了承ください。


Indent01
 改行のみで書かれた文書をこのマクロで処理すると――


Indent02
 ――このように、セリフやト書きを自動的に検出し、シナリオ書式に整形してくれます。

――――――――――――――――――――――――――――――

 ご存じの通り、シナリオの書式には一般的なフォーマットがあります。

● 縦書き、縦20文字。(原稿用紙からの通例。 尺の目安になる)
● シーンを表す『柱』の頭には ”□” ないしは ”○” などの印をつけ、前を一行空ける。
● 舞台説明や劇行動を表す『ト書き』の行は2文字下げる。(手書きの場合は、3文字下げる人も多い)
● 『セリフ』は、頭に人物名を書き、セリフは「」でくくる。 2行以上にわたる時は、2行目から1文字下げる。
● 基本的に200字詰め原稿用紙をベースにしたフォーマットで、時間にして、原稿用紙2枚を約1分と計算する。

 書式サンプル、表紙&本文「sample.jtd」をダウンロード

 一太郎ビューア無料ダウンロード


 このシナリオ書式、手書きの場合では、ト書きやセリフの字下げのために空白を空けるのに手間はかからないのですが、ワープロを使う場合は逆に、書式の整形に意外と手間がかかるものです。
 一度体裁を整えた後で、2稿、3稿と直す時の体裁の手直しも、結構手間がかかります。

 このマクロは、文書から自動的に“セリフ”、“ト書き”、“柱”を検出し、適切な字下げを自動的に行う、シナリオ書式用自動整形ツールです。
 また、半角の“!!”や“!?”に縦中横を設定し、縦書き文書中で横に寝た文字を直します。
 ペラ枚数の計算も自動で行ってくれます。
 字下げの文字数も自由に設定できるので、印刷台本や、アフレコ台本を作る時の書式整形にも重宝します。
 基本的に、JustSystem 社のワープロソフト、一太郎8以降で作動します。
 7太郎以前のバージョンでは正常に動作しません。


 
~ 機能 ~

 まず、このマクロの機能ですが、自動的に、

1. 『ト書き』の全行に、字下げをインデントで設定する。(文字数が自由に設定可能)
2. 『セリフ』の2行目以降に、字下げをインデントで設定する。(文字数が自由に設定可能)
3. 『柱』の2行目から、字下げをインデントで設定する。
   そして、『柱』の前の行との間に1行の間を作る。
4. “×”で始まる行を一端消去して、“  ×    ×    ×”に置き換える。
5. 半角の “「」” を全角の “「」” に変換する。
6. 文章頭、文章末のよけいな空白を削除する。
7. 余計な改行コードを削除する。
8. !! や !? などの半角文字に縦中横を設定し、文字が横に転ばないようにする。
9. 200字原稿用紙換算の枚数を計算する。(一行の字数が20の時のみ)
10. マクロ終了後、自動的に印刷を始めることもできます。

 このマクロとは直接関係はありませんが、一太郎やWordでは禁則処理の関係で文字数を20字に設定しておくと、19文字目で改行されてしまい作業上困る事があります。
 裏技ですが、一太郎の場合は“スタイル設定”で、用紙を“コクヨ ケ-70”にすると、原稿用紙に準じた禁則処理になり、21文字目に禁則文字をぶら下げる事ができます。
 しかし、そのままでは方眼目が邪魔ですから、“表示”メニューの中の“表示切り替え”の中の“グリッド詳細設定”で、グリッドの色を白にすると、方眼目を消す事ができます。


 
~ 使用方法 ~

  まず、処理にかける原稿の書き方ですが、

● 『柱』の文頭は、 “□” か、 “○” で始めて下さい。
  このマクロは、○や、□から始まる行を柱として認識し、処理します。
  (他の記号にしたい時は、プログラムの9行目か10行目の “□” や “○” を、好きな記号に変更して下さい)

● 『セリフ』の最後は、全角の “」” で終えて下さい。
  このマクロは、文章の最後が 全角の“」”で終わるっていると、それをセリフ行と認識して処理します。
  『ト書き』を “」” で終えたい時は、 “」。” とか、“」、” とか、最後に他の文字を足して “」” で終わらないようにしておいて下さい。

● “  ×    ×    ×”、にしたい行は “×” で始めて下さい。
  それ以外の文では決して文頭に “×” は使わないで下さい。 “×” で始まる文は一端消去されてしまいます。
  (他の記号にしたい場合は、プログラムの11行目の “×” と、12行目の “  ×    ×    ×” を、好きな記号に変更して下さい)

● [書式(T)-文書スタイル(Y)] の [スタイル] で1行の字数を20字に設定しておくと、200字換算のペラ枚数を自動計算します。


 次に、操作方法ですが、

 一太郎で、自動インデントをかける文書を開いた状態で、 [ツール(L)-マクロ(Z)-実行・編集(X)] で [マクロ実行・編集] を開き、 [システムマクロ] の中の 『シナリオ自動インデント設定Ver1.04』 を選択して、 [実行(P)] ボタンを押すと、マクロが起動します。
 使用頻度が高い人は、あらかじめ [表示(V)-ツールボックス(T)-ツールボックスの割り付け(T)]でツールボックス上に起動ボタンを作り、ワンボタンでマクロが起動できるようにしておくと良いでしょう。
 後は、処理したい項目のチェックボックスの中にチェックを入れて、 [START] ボタンを押すと処理が始まります。
 
 処理の序盤に、縦中横に関してのみ確認を求められますので、 [OK] を押して下さい。その後は、全て自動的に進行します。
 このマクロでは、全角の ” 」” で終わる文をセリフと判断しますので、 ”」” の後ろに余計な空白が付いていると、セリフと判断されなくなります。 また、半角の”」” でもセリフと判断されません。
 ですので 『半角「」を全角「」に変換する。』 『文頭、文末の空白を整理する。』 を、チェックしておくことを推奨します。
 一太郎の“画面表示設定”で、改行記号を表示するように設定しておくと、確認がしやすくて良いでしょう。

 初稿に初めて処理をかける時は、全てのチェックボックスにチェックを入れておく事を推奨します。
 2稿以降に処理をかける時や、訂正後の再処理の時には、必要な部分にだけチェックを入れておくと、処理時間が節約できます。

 かけたインデントを解除するには、[CTR+A]で全てを選択し、“書式”メニューの中の“インデント/タブ”の中の“インデント解除”で、全て解除できます。

 もし、バグとか、不都合とか、こうすると使いやすいとか、こういう機能が欲しいとか、その他ご意見ありましたらお知らせ下さい。
 また思いついた時にでもバージョンアップします。


 
~ マクロのインストール方法 ~

 一太郎にこのマクロを設定する手順です。
 まず、このページの下にある 「!!『シナリオ自動インデント設定』マクロ Ver1.04」 から始まるマクロプログラムを、 「!! == プログラム・エンド ==」 までの246行すべてを、マウスで選択状態にし、クリップボードにコピーします。
  (Windowsだと、右クリックでコピーを選択)

 次に、一太郎を起動します。

 [JSマクロ編集] をインストールしてある場合は、
 [ツール(T)-マクロ(Z)-実行・編集(X)] で [マクロ実行・編集] を開き(図 1)、そこで [システムマクロ] を選択して、 [新規(A)] ボタンを押します。

Indent03
 (図 1)

 すると [マクロ新規] が開きますので、マクロ名に、


シナリオ自動インデント設定Ver1.04


 と、入力し、見出し欄に、


 シナリオ書式のインデントを自動的に設定します。
柱の最初に"□"か"○"を。 セリフの最後には、"」"を付けてください。
"×    ×    ×"以外の行頭には、決して"×"を使わないで下さい。
また、字数を20字に設定しておくと200字換算の枚数が計算されます。


 と、4行にわたって注意書きを入力します(図 2)。

Indent04
(図 2)

 そして [OK] ボタンを押すと、 [JSマクロ編集] が起動します。
 そのマクロ編集のエディットウィンドゥにカーソルを持っていき、クリップボードから先ほどのマクロプログラムを貼り付けます。
 (Windowsでは、右クリックで貼り付け(P)を選択)

 そして、 [ファイル(F)-反映(S)] でセーブしてから、 [JSマクロ編集] を閉じます(図 3)。
 以上、終わりです。

Indent05
 (図 3)


 [JSマクロ編集] をインストールしていない一太郎の場合は、[ツール(T)-マクロ(Z)-記録開始(R)] で [マクロ記録] を開き、そこへカーソルをもって行き上記の要領でマクロプログラムを貼り付けます。
 そして [終了] ボタンを押すと [マクロ登録] が開くので、マクロ名を


シナリオ自動インデント設定Ver1.04


 と、登録して、上記と同じように注意書きを入力します。
 そしてマクロの種類を [システム(S)] にチェックして [OK] ボタンを押せば、登録完了です。


 以後、 [ツール(T)-マクロ(Z)-実行・編集(X)] で [マクロ実行・編集] を開き(再び、図 1)、そこで [システムマクロ] を選択すると、 『シナリオ自動インデント設定Ver1.04』 がありますので、それを選択して [実行(P)] ボタンを押せば(図 4)、処理が開始します(図 5)。


Indent06
 (図 4)

Indent07
 (図 5)


 
~ マクロ本体 ~
――――――――――――――――――――――――――――――


!!『シナリオ自動インデント設定』マクロ Ver1.04
!!               for 一太郎8以降(SuperPlayRite)
!! Copyright2002/02/16 by高山カツヒコ(川崎ヒロユキ脚本研究所)


ErrorBreakMode(0,0,0)
KeyBreakMode(1)
%セリフ末 = "」" !!セリフ文の末の文字は"」"とします。
%柱記号A = "□" !!柱の先頭文字は"□"とします。
%柱記号B = "○" !!柱の先頭文字は"○"とします。
%バツ記号 = "×" !!先頭が"×"の行は、以下になおします。
%バツ行 = "   ×    ×    ×"


!! == 使用説明 ==
CreateDialog(%m)
LocationDialog(%m, 3, 3,54,20)
CreateStaticString(%m,"S1",13,1,"シナリオ自動インデント設定 Ver1.04")
CreateStaticString(%m,"S2",21,3,"――使用説明――")
CreateStaticString(%m,"S3",9,5," シナリオの書式を自動成形するマクロです。")
CreateStaticString(%m,"S4",11,6,"□・○で始まる文は柱として前を一行開けます。")
CreateStaticString(%m,"S5",11,7,"」 で終わる文は、セリフとして、2行目から")
CreateStaticString(%m,"S6",9,8,"インデントで文字を下げます。(文字数指定可)")
CreateStaticString(%m,"S7",11,9,"×で始まる文はいったん削除して × × ×")
CreateStaticString(%m,"S8",9,10,"にします。(× × ×以外の文頭には、決し")
CreateStaticString(%m,"S9",9,11,"て × を使わないで下さい。削除されます。)")
CreateStaticString(%m,"S10",11,12,"上記以外の文はト書きと判断してインデント")
CreateStaticString(%m,"S11",9,13,"で字下げを行います。(文字数指定可)")
CreateStaticString(%m,"S12",11,14,"!!、!?の半角文字に縦中横を設定します。")
CreateStaticString(%m,"S13",11,15,"字数を20字に設定しておくと200字換算")
CreateStaticString(%m,"S14",9,16,"の枚数が計算されます。")
CreateStaticString(%m,"S15",11,17,"自動的に印刷の開始も出来ます。")
CreateOKButton(%m,"OB",23,19," OK ")
%a = DeleteAfterShowDialog(%m)


!! == チェックボックス(選択/解除)を選ぶダイアログ作成 ==
CreateDialog(%set)
LocationDialog(%set, 3, 3,54,21)
CreateStaticString(%set,"SS1",13, 01, "シナリオ自動インデント設定 Ver1.04")
CreateCheckBox(%set,"CB00",10,03," 半角「」を全角「」に変換する。(推奨)",1)
CreateCheckBox(%set,"CB01E",10,04," 文末の空白を整理する。(推奨)",1)
CreateCheckBox(%set,"CB01S",10,05," 文頭の空白を整理する。",0)
CreateCheckBox(%set,"CB02",10,06," 改行コードを整理する。", 0)
CreateCheckBox(%set,"CB03",10,07," ×行を整理する。", 0)
CreateCheckBox(%set,"CB04",10,08," 2文字以下の半角英文字に縦中横を行う。",0)
CreateCheckBox(%set,"CB05",10,09," 2文字以下の半角数字/括弧に縦中横を行う。",0)
CreateCheckBox(%set,"CB06",10,10," 半角 !!・!?・?? に縦中横を行う。",1)
CreateCheckBox(%set,"CB07",10,11," インデントを設定する。",1)
CreateNumericField(%set,"INDS",14,12, 2, 0, 15, 1,1)
CreateNumericField(%set,"INDT",14,13, 2, 0, 15, 2,1)
CreateStaticString(%set,"SS3",20,12,"セリフのインデント字数")
CreateStaticString(%set,"SS4",20,13,"ト書きのインデント字数")
CreateCheckBox(%set,"CB08",10,14," 枚数計算をする。(20字の時のみ)",1)
CreateCheckBox(%set,"CB09",10,15," 印刷を開始する。", 0)
CreateStaticString(%set,"SS5",19,16,"カーソル↑↓:項目の選択")
CreateStaticString(%set,"SS6",19,17,"スペースキー :選択/解除")
CreateStaticString(%set,"SS7",10,18,"作業中断は、Ctrl+Break/Shift+Ctrl+Pause")
CreateStaticString(%set,"SS8",13,19,"(98キーボードの場合、CTRL+STOP)")
CreateOKButton(%set,"OB",23,20," START ")
%a = DeleteAfterShowDialog(%set)


!! == 半角"「" "」" を 全角"「" "」" に変換 ==
if (%a("CB00")) = 1 then
Message("半角 「 を 全角 「 に変換します。",0)
ReplaceStringAll("「","「", 3, 0, 0)
Message("半角 」 を 全角 」 に変換します。",0)
ReplaceStringAll("」","」", 3, 0, 0)
end if


!! == 縦中横の設定 ==
if (%a("CB06")) = 1 then
Message("!! に、縦中横を設定します。",0)
SelectStringAll("!!",3,0,0)
SetTateChuYoko()
Message("!? に、縦中横を設定します。",0)
SelectStringAll("!?",3,0,0)
SetTateChuYoko()
Message("?! に、縦中横を設定します。",0)
SelectStringAll("?!",3,0,0)
SetTateChuYoko()
Message("?? に、縦中横を設定します。",0)
SelectStringAll("??",3,0,0)
SetTateChuYoko()
CancelAllRange()
end if
if (%a("CB04")) = 1 or (%a("CB05")) = 1 then
Message("半角文字に、縦中横を設定します。",0)
JumpStart()
RangeMode(1) !! 文字単位での範囲指定
RangeStart() !! 範囲指定開始
JumpEnd()
RangeEnd(1, 1) !! 範囲指定終了
SelectSetTateChuYoko((%a("CB04")*2)+(%a("CB05")), 0, 2)
CancelAllRange()
end if


!! == 空白の整理 ==
if (%a("CB01S")) or (%a("CB01E")) = 1 then
Message("文頭・文末の空白を整理します。",0)
JumpStart()
do
StartOfParagraph()
if (%a("CB01S")) =1 then
do
%GC = GetCharacter()
if %GC = " " or %GC = " " then
Delete()
end if
%GC = GetCharacter()
loop while %GC = " " or %GC = " "
end if
EndOfParagraph(1)
%Line = GetRow()
CursorLeft(1)
if %Line <> GetRow() then
NextLine(1)
else
if (%a("CB01E")) = 1 then
do
%GC = GetCharacter()
if %GC = " " or %GC = " " then
Delete()
CursorLeft(1)
end if
%GC = GetCharacter()
loop while %GC = " " or %GC = " "
end if
end if
NextParagraph(1)
loop until OutOfDocument() = true
end if


!! == 改行コードの整理 ==
if (%a("CB02")) = 1 then
Message("改行コードを整理します。",0)
JumpEnd()
InsertReturn(1)
JumpStart()
do
EndOfParagraph(1)
%Line = GetRow()
CursorLeft(1)
if %Line <> GetRow() then
NextLine(1)
Delete()
CursorUp(1)
end if
NextParagraph(1)
loop until OutOfDocument() = true

JumpStart()
NextParagraph(1)
do
StartOfParagraph()
if GetCharacter() = %柱記号A or GetCharacter() = %柱記号B then
InsertReturn(1,1)
end if
NextParagraph(1)
loop until OutOfDocument() = true
end if


!! == ×行の整理 ==
if (%a("CB03")) = 1 then
Message("×行を整理します。",0)
JumpStart()
do
if GetCharacter() = %バツ記号 then
Insert(%バツ行,1)
DeleteLine(1)
CursorUp(1)
end if
NextParagraph(1)
loop until OutOfDocument() = true
end if


!! == インデント設定 ==
if (%a("CB07")) = 1 then
Message("インデントを設定します。",0)
JumpStart()
do
if GetCharacter() = %柱記号A or GetCharacter() = %柱記号B then
Indent(1,2,0,-2,0)
else
EndOfParagraph(1)
%Line = GetRow()
CursorLeft(1)
if %Line <> GetRow() then
NextLine(1)
else
if GetCharacter() = %セリフ末 then
Indent(1,(%a("INDS"))*2,0,-(%a("INDS"))*2,0)
else
Indent(1,(%a("INDT"))*2,0,0,0)
end if
end if
end if
NextParagraph(1)
loop until OutOfDocument() = true
end if


!! == 枚数計算 ==
if (%a("CB08")) = 1 then
JumpEnd()
%layout = GetDocumentStyleLayout()
%LN = %layout("字数")
if %LN = 20 then
%LL = %layout("行数")
%Page = GetPage()
%Line = GetRow()
%LAll = %Line + (%Page - 1) * %LL - 1
Insert("    【二百字換算")
Insert(Han(Ceil(%LAll / 10)))
Insert("枚(")
Insert(Han(%LAll div 10))
Insert("枚+")
Insert(Han(%LAll mod 10))
Insert("行)】")
RangeMode(2)
RangeStart()
RangeEnd()
SelectSetTateChuYoko(1,0,3)
end if
end if


!! == 印刷 ==
if (%a("CB09")) = 1 then
PrintDocument()
end if


!! == 終了メッセージ ==
beep
Message("作業終了しました。",0)
end


!! == プログラム・エンド ==

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2005.03.09

パイロットの装備追加(衣装)

 やっと、それらしいフライトヘルメットが手に入った。
 FHG-5と言う、民間のヘリコプターパイロット用のフライトヘルメット(落札価格\77,000-)だ。
 少々高いがやむをえない。
 新品を買うよりは、ずっと安い。

20050309_01

 一部ヒビが入ってるが、どうせ塗り直すので構わない。
 グレーに塗って、マイクブームを外し、代わりに酸素マスクを付ける金具を付ければ、航空自衛隊純正のFHG-2改に似せる事ができる。
 これでやっと、ヘルメットは解決の目途がついた。
 下に敷いてあるのはヘルメットバック(定価\4,095-)で、自衛隊の基地からの通販。
 作中で使うかどうか不明だが、ヘルメットはすぐに傷が付くので、保管用に必要だ。
 撮影が終われば、日常でも使える。

 横に置いてあるパッチは、秋葉原のTOP GUNと言う航空関係のショップで買った第七航空団第204飛行隊の実物(価格\7,035-)だ。
 鷲のマークなのはF15イーグルだからだろう。
 今回はイーグル以外のパッチも必要だが、作る上での参考になる。

 また、HGU-55/Pを、HGU-68/Pに改造するためのバイザーキット(落札価格\18,000-)も手に入った。
 HGU-68/Pなら新型なので、米国留学経験のあるパイロットという設定なら充分使えるだろう。
 もしかしたら主人公用に使うかもしれない。

 レプリカだが、自衛隊パイロットのフライトスーツ(落札価格\10,000-)も手に入った。

20050309_02

 役者が決まってないのに入手するのもどうかと思ったが、Mサイズなら数人いるパイロットの誰かには合うだろうし、定価で買うよりずっと安かったので押さえておく。
 ただ、このままでは綺麗なので、使い古した感じにするため、何度か洗濯する必要がある。

 このあたりが揃うと、あとはブーツで一通りが揃う。
 サバイバルベストを自衛隊と同じ形の物で自作するか、今手元にある物を流用するかで手間が変わって来るが、そのあたりは追々考えよう。

 タカラのエリートフォースという1/6サイズの人形のシリーズに、航空自衛隊F-15Jイーグルコクピット(定価\26,250-)と言うものがある。
 今回必要なのはF15ではないのだが、マケットとして使うのに便利なので購入した。
 これは、絵コンテを切る時の参考になるだろう。

20050309_03
20050309_04

2005.01.25

ノンリニア編集環境。(編集)

 今現在の編集環境である。

20050125_01

 PCは、どんどん改造して最初の状態が跡形もなくなってる自作機が1台と、当時比較的安値で高機能だったe-Machines(イーマシーンズ)と言う廉価ブランドの計2台。
 一組のモニターとキーボードとマウスを、CPU切り替え機で接続を切り替えながら使っている。
 片方がレンダリングや、DVDやテープへの書き出し作業をしている時にも、もう片方でもう一つの作業ができる。
 PCはあまり高い物を買っても、あっという間に時代遅れになって決して長く使えるわけではないし、下取りの買い取り価格も急速に下がるので、廉価モデルで早めに買い換えるか買い足すかした方が効率が良いと思い、こうしている。
 ハードディスクはそれぞれのPC本体内に2台、外付けが2台。
 現在の最大はIEEE1394接続の250G。

 NTSCモニターは、中古で買った業務用のモニターSONY PVM-14M1Jと、安価な民生用テレビPanasonic TH-15FA5を使い、両方で色の確認を。
 PCのモニターや液晶テレビでは正確な色は分からないので、ブラウン管タイプのNTSCモニターが必要だ。
 基準となる業務用モニターと、一般に出回っている色に味付けがされている民生用モニターの両方で確認できるようにしてある。
 PCのDV端子とDVキャメラを接続すれば、キャメラを通してこれらのNTSCモニターに映像出力が出来る。
 しかし、編集中、ずっとキャメラの電源を入れっぱなしで使うのはあまり好きではない。
 代わりに、まだDVキャメラがアナログ入力出来なかったVX1000が全盛の頃に買った、専用のD/A変換機DVMC-DA1を使ってNTSCモニター出力をしている。
 なのでキャメラは、キャプチャーと書き出しの時にしか接続していない。

 編集ツールの操作には、ジョグダイヤルとしてShuttleProを使っている。
 左手にあるスマートスクロールは、更に操作が便利になる。
 写真には写っていないが、タブレットも必需品だ。

 音声モニター用にはPCが発するノイズが邪魔にならないように、エディロールの外付けUSBサウンドボードUA3-FXと、音の解像感が高いモニター用ヘッドホンSONYのMDR-CD900STの組み合わせを。
 PC本体には5.1chミキシングができるように、5.1chサウンドボードとスピーカーを接続してあり、DOLBY DIGITAL CHECK DISKと騒音計でそれぞれのバランスを取ってある。

 編集ソフトは、PremierePro
 Winで使えて、比較的メジャーで、極端に高価すぎなくて、24p編集の出来るツールという事で、これを使っている。
 合成に使うエフェクトツールは、ILMの特殊視覚効果スタッフの開発したCommotionProと、この世界では有名なAfterEffectsPro
 主なプラグインは、
 スローモーション用にTwixtorPro
 合成素材の調整用にSmoothKit
 ハレーション効果にLight Factory
 パーティクルエフェクトにDelirium
 フィルム調のエフェクトにMagic Bullet Editors
 を入れてある。
 PhotoshopIllustratorも合成素材を作るために必需品だ。
 DVDのオーサリングは用にAdobe Encore DVDと、オーディオ編集用にAdobe Auditionを海外からネット通販した。
 DVDは長時間の作品をオーサリングする時には圧縮率を上げねばならず、それにより画質が落ちてしまうのだが、Encore DVDは2時間近い演劇を一層式DVD-Rに収めても、結構画質が良かった。
 他のツールだと早いパンをするとブロックノイズが出た局面でも綺麗に収まる。
 今後、Encore DVDを使う事が増えそうだ。
 Adobe Auditionは、まだ使い方が良く分かっていない。
 DVDの再生確認機は忘年会のビンゴで当たった景品のPSX。
 ラベル用のカラープリンターは「強インク」が使えるエプソンの新型機。

 ついでに言うと椅子はハーマンミラーのアーロンチェア
 本業が座りっぱなしの仕事なので、椅子も重要だ。
 体にぴったりフィットするし、座面がメッシュなので蒸れず、疲れない。
 でも机はいまだに、学生時代に下宿先でもらったスチール机のままだ。
 椅子さえ良ければ机はリンゴ箱でも構わないと野田昌弘元帥も言っていた。
 ご本人は本当にリンゴ箱にアーロンチェアだそうだ。

 正面の額縁は、デビュー作のセル画。

 写真には写っていないが、横の壁と机の天板にはPLAYBOYのセンターホールドやピンナップの切り抜きが多数貼ってある。
 ヨーロッパのスポーツカーのファクトリーでは、壁中にヌード写真の切り抜きが貼ってあり、そこへ整然と特殊工具が並べられている所がよくある。
 その風景を真似て、色々と写真を貼ってみた。
 色々と試してみたのだが、写真によってはかなり野暮ったくなってしまう。
 トラックの運ちゃんの運転席みたいになるのだ。
 唯一、雑誌の中で野暮ったくならなかったのは、PLAYBOYの写真だけだった。
 確かに、シャッター一回あたりの予算が、他の雑誌とは違うのが分かる。
 それで、PLAYBOYのピンナップに限って飾る事にしている。


 これらの編集環境は、最近は主に、舞台やライブの記録撮影の編集で使っている。


 今あらためて見ると、自主映画には充分すぎると言うか、かなり贅沢な環境になってきている。
 何年もかけて少しずつ買い足したり、バージョンアップしたり、中古を探したり、ヤフオクで買ったり、安く譲ってもらたり、タダでもらったりして集まった環境だから、まとまった大きな出費はなかったが、もしこれだけの物を一気にまとめて新品で買い揃えようと思ったらかなりの金額になるだろう。

 DVは安く撮れるのが最大の利点ではあるが、追求するといくらでも予算がかかってしまう。
 私がやりたいのが合成を主とした特撮だから、デジタルの場合はソフトに予算がかかるのが仕方ないのは分かるが、DVで撮る自主映画としては、これはあまり良い見本ではないように思う。
 普通の作品を撮るなら、もっとシンプルなセットで充分だ。

 しかし、特撮作品の場合は、ラボで行うような処理が自分の手元でできるのは魅力ではある。
 結局の所、元が取れたと思えるだけ活用するしかない。

2004.12.04

F処理のテスト。(撮影・編集)

 自主映画を撮る上でビデオの画質は鬼門だ。これは、「キャメラの準備。(撮影)」でも触れた通りで、目で見た通りにリアルに再現するビデオの画質は、作り事を作り事ととして写してしまう。
 本物か、または本物と見まがうクオリティーの被写体を用意できるだけの予算と技術があるなら、それでも良いだろう。しかし、自主映画でそれを望むのは難しい。
 フィルムで撮られた映画は、動きと色の質感に一枚オブラートがかかり、余計な雑味を消してくれ、それでいてフィルム独自の味わいを加えてくれる。

 今回、そのフィルム調の撮影ができるようにという事で、DVX100Aと言う24pキャメラを購入した。ただし、これでは色がストレートなままなので、フィルムの味わいを加える必要もある。
 そこで、MagicBulletの登場である。

 前世紀の話になるが、ビデオの画質をフィルムの画質に変換する「F処理」と呼ばれる方法は、様々な方法が試されて来た。
 編集の時にカラコレで修正する技や、専用の特殊な機材が開発された。岩井俊二監督の〈ifもしも~打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?〉では、ビデオキャメラの基盤をいじってフィルム調の色に調整して撮影されたと言う。編集がデジタル時代になってから登場した有名なプラグインに、DigiEffects社のCineLook(シネルック)と言うのもある。これは、動きを24pに変換する事はできないが、様々なコダック、フジ、アグファゲパルトのフィルムブランドをシミュレートでき、〈ヴィジュアル・バンディッツ〉でもDV撮影の映像をフィルムの色に変換するために使われた。
 ある時、CommotionPro(コモーション・プロ)というILMの合成ツールの紹介で、元ILMの特殊視覚効果スタッフが来日してデモンストレーションを行った時、彼らが撮った〈The Last Birthday Card 〉(クリックでストリーミングページへ)と言う自主映画が紹介された。その作品は、彼らがILM在籍中に撮った短編自主映画で、サンダンス映画祭で評価され、それを機に彼らはILMから独立してインディーズムービーの会社を作った。その作品はDVキャメラのVX1000で撮影されたにもかかわらず、フィルムの質感で仕上げられていた。色も動きもフィルムのそれである。私はCommotionProの説明に聞きに行ったにも関わらず、そのF処理技術の方が気になっていた。
 これは、Magic Bullet(マジックバレット)という自社開発の特殊なエフェクトフィルターを使ったとコメントしていた。その時に私は、Magic Bullet自体の発売はしないのかと質問した所、今の所予定はないと言っていた。
 後に彼らの会社TheOrphanageでは、カラコレサービスの一つとしてMagic Bulletサービスが行われていたが、その後、AfterEffects用のプラグインとしてMagic Bullet Suiteが発売された。これは当時日本円にして20万近くしたため、とても手が出なかった。

 このMagicBullettが、今になって急激に価格が下がり、簡単に手に入るようになった。
 PremiereProに簡易版Magic Bullet Movie Looksが付くようになったのである。そして後に、60i→24p変換機能を省いたMagic Bullet Editorsが低価格で発売された。DVX100Aで撮れば24p変換は必要ないので、これは実に嬉しい。
 さっそく、Magic Bullet Editorsを、$299で購入し、実験してみる。

20041204_01
サンプル映像 320×240 24p 500kbps 5MB
[ 24p + Cine-Like Ganma D + Magic Bullet ]

 レンダリングにこそ時間がかかるが、実に良い感じだ。
 CineLookは、主にトーンカーブを調整する事で、フイルムブランドによる色再現性をシミュレートしていた。それに対してMagic Bulletは、フィルムの現像処理の工程を真似る事で、ラボラトリープロセスによる色の再現性をとシミュレートしているようだ。あらかじめガンマとコントラストを下げてネガフィルムの状態にし、その段階でソフトフォーカスや着色工程を行い、最後にガンマとコントラストを上げてプリントを真似ている。
 アプローチは違うが、ともに味わい深い色調を作ってくれる。
 これらのプラグインは、DVX100Aのシネライクガンマと24p撮影に併用すればフィルムと同じ雰囲気の作品を撮る事ができる。
 予算の厳しい自主映画にとっては実にうれしいテクノロジーだ。

2004.11.25

砂時計の制作(小道具)

 砂時計を作る。
 と言っても、これは自分の作品用ではなく、頼まれ物の小道具。
 おしばい軍団もずくぁんず の2004年11月25日から始まる公演で使用する。

20041120_01.jpg

 やや大きめという事で、材料はワインボトルを使う。
 これをダイヤモンドソーでカットし、透明アクリルの円柱を旋盤で挽いて接続部分を作る。
 青い砂はやや目が荒くて引っかかりやすいので、砂が落ちる穴はΦ3.3まで広げた。
 透明部分は工作の粗が見えやすいので、アルミテープで飾りを作って貼って隠す。

20041120_02.jpg

2004.09.23

フライトヘルメット。(衣装)

 自主映画〈トリトン(仮題)〉用に、ヘルメットを何種類か入手した。
 今現在、日本の航空自衛隊で使われている戦闘機用のヘルメットは、FHG-2改という国産品で、フライトヘルメットと言う独特の形をしているものである。
 FHG-2改は、バイクのヘルメットで有名なショウエイと言うメーカーの製品で、米国製のHGU-33やHGU-34にとても似ている。
 今となってはやや古いヘルメットになるようで、現代のジェット戦闘機で使うには少々重いらしく、現場ではあまり評判が良くないそうだ。
 できれば実物が手に入ればそれにこした事はないのだが、自衛隊の装備は滅多に品物が出てこないし、もし出てきてもかなり高い。
 ヤフオクに出ると25万超えたりする。
 25万で買えるという意味ではない。
 競りだからどこまで上がるか分からない。
 FHG-2と同じ型で、警察、消防、海上保安庁で使われているFHG-5というヘルメットもある。
 これをグレーに塗れば十分使えるのだが、完全受注生産で、新品で買うとかなり高価だ。HGU-33なら新品で買っても$500~$600で、HGU-34も日本国内でも5万台で手に入るのに比べると、3倍もする。
 そこで、改造用のベースとして、安くて似てるヘルメットを探す所から始めた。


20040923_03.jpg

 ちょうど車用に簡単なヘルメットが欲しかったので、参考にと言う事で、OGKと言うメーカーのバイク用ヘルメット・VF-01(定価8,900-)を購入した。上の写真の白いヘルメットがそれだ。
 カタログの写真で見るとパイロットのフライトヘルメットに似てるので、改造すれば何とかなるかと思ったのだが、手にしてみると意外な落とし穴があった。
 フライトヘルメットの特徴には、バイザーカバーと言う部分がある。ヘルメットを使わない時にバイザー(風防)を上に跳ね上げると、バイザーを収納しておけるカバーなのだが、このVF-01では、パイザーを上げると、カバーも一緒に上がってしまうのだ(写真右)。ようするに、ただの飾りである。バイザーを下げたままなら、色さえ塗り直せば遠くから見たシーンになら使えそうだが、アップが多いのでこれは使えない。改造にも手間がかかりそうだ。
 これは当初の予定通り、オープンカーに乗るときのヘルメットとして使うことにした。


20040923_04.jpg

 次に手に入れたのは、台湾製か何かのレプリカヘルメット(落札価格,000-)だ。
 上の写真の黒いヘルメットがそうで、ベトナム戦争の頃のヘルメットをイメージして作った物だそうで、値段も安いし、頻繁に出回っている品なので入手も楽だ。
 一番ジェット戦闘機のフライトヘルメットらしい、定番の形をしている。
 日本の規格に通っているのかどうかは不明だが、一応バイク用らしい。

 この製品はレプリカとしては作りがおおざっぱだが、本体の耳の部分が膨らんでいて、この部分がフライトヘルメットの無線用のヘッドホンスピーカーが入っている感じに似ている。バイザーカバーもちゃんと固定である。このヘルメットをベースに手を加えて塗り直せば、FHG-2改にも似せられそうだ。 
 本物の中古のHGU-33も比較的安く出回ってるのだが、改造ベースなら少しでも安い方が良いので、これの方適している。とりあえず候補として確保である。


20040923_05.jpg

 この写真のグレーのヘルメットは、HGU-55/P フライトヘルメット(落札価格\25,800-)で、これは実際に米軍で使われていた物だ。
 FHG-2改とはかなり形が違うのだが、中に一人くらいは渡米経験者という事で、このHGU-55/Pをかぶってるパイロットがいてもいいだろう。バリエーションに幅が出ていい。実際にも、米国に留学経験のある自衛隊隊員は、FHG-2改よりも軽くて良いと言って自前でHGU-55/Pを使っている隊員も結構いるらしい。
 HGU-55/Pは、マニアの店で探すと程度の良いものは10万円を超える事も少なくないが、米国から直接買えば$500~$600でも手に入る。それでも撮影用としてはなかなか高価だ。

 今回落札したものは少々痛んでいるが、手頃価格であったのでなんとか手が届いた。程度に関しては、撮影用だから別にコレクション用のコンディションである必要はないのだ。
 頭のてっぺんの部分に穴も空いていて、それで安かったのだと思う。いわゆる、使用感がたっぷりである。
 撃たれた痕だとイヤだなぁと思ったが、撃たれてたらこのヘルメットが地上に戻ってきてるわけはないので、その点は大丈夫だろう。そもそも戦闘機の機銃は口径が20mmとかあるので、こんな簡単な穴で済むわけはない。
 おそらく夜間暗視装置か何かを付けた痕だと思う。

 実際に手に取ってみると、このHGU-55/P フライトヘルメットはかなり軽く、上記のバイク用のOGK・VF-1よりも軽いのだ。
 近年の高性能戦闘機は空中戦の時には9GものGがかかる事がある。この時、全ての重さが9倍になるわけで、頭の重さが9倍になった上にヘルメットまで9倍になるので、たまったものじゃない。
 そこで、出来る限り軽いヘルメットが必要になる。100g違えば、9Gの時は900gの差が出るのだ。フライトヘルメットは、戦闘中にキャノピーの内側にぶつけた時に頭を守るためのヘルメットなので、バイクのようにアスファルトの地面に転倒しても耐えるような性能は必要はない。だからバイク用よりも軽量に仕上げる事ができるのだ。
 その代わりHGU-55/Pは、旧型のヘルメットや自衛隊のFHG-2改のようなバイザーカバーは付いてなく、セーム皮でできたカバーをバイザーに直接マジックテープで取り付けるようになっている。バイザー自体もゴムベルトで取り付けられるなど、徹底した軽量化が図られている。
 ただ、ゴムベルトはパイロットに評判が悪いようで、最新型のHGU-68/Pになるとゴムではなくレールで上下するように変更されている。
 HGU-55/Pも、最新のものになるとコンバットエッジという耐Gスーツのような機能がついていて、高いGがかかるとパイロットの後頭部をCE BLADDERという風船で締め付けて、頭部の血流を改善する機能までついている。ヘルメットも日々進歩しているのだ。
 やはり軍用だけであって、軽量化のために簡略化されていても、必要な部分はしっかりしていて信頼性が高い。

 酸素マスクを付けてみたが、マイクやヘッドホンのコネクターも、力がかかっても勝手に抜けたりしないようにロックされる。リリースボタンを押さないかぎり、引っぱっても絶対に抜けないように出来ているのだ。
 固定式、取り外し式にかかわらず、バイザーカバーが必ず用意されているのも、空中戦では視界が命だからである。保管中にバイザーに傷をつけないような配慮だ。
 実際にかぶってみると、かなり遮音性が高くて、周りの音はだいぶ小さくなる。うるさいジェットエンジンの音に悩まされないようにするためで、耳の所にあるヘッドホン状のスピーカーと、酸素マスクの中のマイクで、会話に不便はないように出来ている。

 う~ん。
 これは結構いい。ウチの車は音がデカくてラジオの音が全然聞こえないし、屋根とドアがないのでヘルメットがないと高速道路でツライ。バイク用のフルフェイスは重いし、スクーター用だと時速100キロ超えるように出来てないので、風に負けて頭がブレて危ない。
 コイツは車用のヘルメットとしてすごく便利そうだ。例え撮影に使わなくとも、オープンカーでは実用性バツグンである。本物のフライトヘルメットを被ってバイクに乗ると、安全規格に達していないのでノーヘル扱いで捕まってしまうし、特にHGU-55/PやFHG-2は強度が低いので転倒したら死んでしまうが、車でなら問題ない。酸素マスクのマイクを使えば、高速の突風の中でも携帯電話で話が出来るかも !?
 残念な事に、落札したこのヘルメットは私の頭には若干小さくて、長時間の使用はキツイ。自分のサイズに合ったHGU-55/PかHGU-68/Pが欲しくなってしまった。

パイロットの装備。(衣装)

 さて、自主映画〈トリトン(仮題)〉用に、パイロットの衣装を少しずつ集めてみた。
 と、言っても自衛隊の物は滅多に見つからないので、米軍の放出品で似た物を、ヤフオクで見かけた時に入札しては、少しずつ入手した。しかし、こういった服装はマニアの趣味のものだけあって、どれこれもやたら高い。オークションで競ってるわけでもなく、開始価格で落としても高いのである。

 もともとは使い古しのお役ご免の処分品で、いわば廃品のはずである。オークションの紹介にはどれも口を揃えて「実際に米軍で使われていた使用感たっぷりの本物で、価値の分かる方のみ入札してください」とかかれている。う~む。物は言い様なのか、本当に痛んでる方が価値があるのか、そこまではディープなマニアではないので分からない。「商品の性質上、ノークレーム、ノーリターン」って部分は理解できる。そりゃ汚れてるのは当然だ。

 でも、こんなに古くてボロボロでも何万円もの価格で取引されていると言う事は、用が済んだらまたオークションに出せば、似たような価格で売れると言う事ではないか? 中古車でも、希少価値のあるモデルは年式が古くても値段が下がらないのと同じで、この米軍の装備も欲しい人にとっては価値があるのだろう。もともと新品ではないのだし、汚したり壊したりしない限りは、ここから中古で価値が落ちるって事もないだろう。そうと分かれば、少々高くても若干は気持ちが楽になる。一種の貯金だと思えばいいのだ。

 そう解釈して、少しずつ米軍パイロットの装備の収集を始めた。かれこれ一年半かけて、どうにか主立った部分が揃いかけてきた。フライトスーツとブーツは役者が決まらないと体型の事もあるし、入手は比較的簡単なので後回しにして、手に入りにくい装備から先に集めてみた。当然と言えば当然だが、自衛隊の装備とパッと見は似ている。素人にはまず区別付かない。このまま撮影に使っても問題はなさそうだ。ただしマニアが見れば違いは明確に分かる。この違いの部分をどこまで拘るかが問題だ。実際に手に取ってみると、細かい部分が複雑で、自作は意外に難しそうだ。


20040923_01.jpg

 写真左は、米海軍戦闘機用のLPU-23B/P ライフプリザーバと、SV-2B サバイバルベストである(落札価格\34,800-)。
 どうも2つがくっついてる状態らしいが、どこまでがライフプリザーバで、どこからサバイバルベストか分からない。一度外すと戻し方が分からないので、まずは触らずにおく。自衛隊のものは、国産で独自のデザインなので微妙に形が違っている。

 写真中は、PCU-17/P 米空軍パイロット用パラシュートハーネス(落札価格\4,800-)である。
 海軍で使われていたMA-2(落札価格\12,800-)と言うのも一応手に入れた。ベストに隠れてあまり目立たなさそうなので、これはこのまま撮影に使えそうに思う。

 写真右は、CSU-15/P 米海軍戦闘機用耐Gスーツ(落札価格\12,800-)である。
 空中戦で大きなGがかかると、重力でパイロットの血液が下半身に下がって、脳に血が行かなくなって気絶すると言う。目に血液がいかなくなるからだろうか、目前が暗くなる事からブラックアウトと言うそうだ。たぶん、立ち眩みみたいな物だと思う。この耐Gスーツと言うのは、Gがかかった時に圧搾空気で膨らむようになっている。血圧を測る時のベルトのように、下半身を締め付けて血液が下に下がらないようする仕組みだ。
 子供の頃は、耐Gスーツと言うくらいだから、反重力か何かでGをさえぎる超科学が使われてると思っていたのだが、実際は意外に簡単な仕組みだ。ズボン状の形の腰の所に付いてのが、空気を送るホースである。足がむくんだ時にスゴク良さそうなグッズだ。ただ、なぜズボンだけしかないのにスーツと呼ぶかは、分からない。
 自衛隊の耐GスーツはJG-5Aと言う製品だ。形は結構似ているので、これもこのまま使えそうだ。


20040923_02.jpg

 グローブ(落札価格\2,999-)は、ノーメックスという難燃素材でできている。これは新品だ。
 自衛隊の物も形は同じなのだが、確かグレーの部分が黒だったはずだ。これは染めるか、このままで良ければ、このまま使うかもしれない。

 酸素マスク(落札価格\17,800-)は、たぶんMBU-12かMBU-14あたりだと思う。
 自衛隊の物は、MO-15と言ってMBU-12/Pを国産化したものなので、形は殆ど同じである。普通は色はライトグレーの製品が多いのだが、これは自衛隊と同じオリーブドラブなので、このまま使えそうだ。


 そして最後に、一番目立つ装備であるにもかかわらず、なかなか手に入らないのがヘルメットである。これは、まだ入手できていない。航空自衛隊のヘルメットは昭栄という国産メーカーの品で、米軍のヘルメットとはデザインが全く違うのである。人気商品だけあって滅多に現れない。
 しかし、航空自衛隊の中には、米国に訓練で渡った時に個人的に向こうのヘルメットを買ってきて使ってるパイロットもいるらしいので、そういう解釈で米国版のヘルメットにする手もある。
 まだ、クランクインまで時間があるので、このあたりも考えに入れながら探そうと思う。

2004.09.20

フィルターホルダー。(撮影)

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 以前、写真用にと買っていた英国Lee社のフィルターシステムを付けてみた。

 映像のキャメラでは、マットボックスと呼ばれる角形フィルターの入るホルダーに、蛇腹のフードを組み合わせたキットがよく使われる。それに取り付けるフォローフォーカスと言う、撮影助手が隣でピントの操作ができる映画さながらのアクセサリーまであるのだが、これらがべらぼうに高い。軽く10万は超え、ちょっとした物を揃えると20万以上する。これに業務用のフィルターなんか揃えた日には、ビデオキャメラの値段なんか軽く超えてしまう。
 必要な物はしょうがないのだが、写真と違って映像では、ちょっと凝った機器はプロ専用の製品になってしまい、少ロット生産の高価な機材になってしまう。

 あんまり高い周辺機材を揃えると、安く撮れると言うDVの利点が損なわれるので、写真用品の同等の製品で代用する事で、安く済ませる事にする。
 英国Lee社のフィルターホルダーシステムは、写真用だけあってビデオ用の多くのマットボックスに比べて軽くコンパクトだ。また、フィルターも2mm厚の樹脂製で、軽量で価格も安い。もちろん業務用光学ガラス製の方が品質はいいのだろうが大変高価で、一枚二枚ならなんとかなるが、とてもじゃないけど種類は揃えきれない。どんなに良くても使えないのでは意味がないので、廉価で使えるシステムで構築する事にする。
 同様の製品で仏国Cokin製のシステムのあるのだが、こちらは3インチ角と少し小さめで、広角で撮る時にケられる不安があるので、4インチ角のLee社の製品の方で選んだ。
 昔は、Leeの蛇腹のフードも正方形の物しかなく、これは広角で撮ると左右がケられてしまって使えなかったのだが、近年、横が広い広角に対応したワイドタイプが登場したため、すぐに購入して解決した。
 Leeのシステムは、色々な厚さのフィルターを、好きな枚数だけ重ねられるよう、自分でカスタマイズできるようになっている。また、タンデムリングで各フィルターを別々の方向に回転させる事もでき、ハーフや偏光フィルターを使う時にも都合がいい。

 写真用品はビデオ用品よりも歴史が長いだけあって、アクセサリー類がこなれているので、価格も安く様々な製品があって便利なのだが、ビデオから入った人は意外に見落としがちらしい。
 探せばもっともっと使える物がたくさんある。工夫すれば、意外な使い方のできる製品もあって面白い。
 ただし、便利だからと言って色々と買いあさってると、使いもしない面白グッズがたまってしまうので、注意も必要である。

衣装について。(衣装)

 さて、衣装である。
 今回の自主製作映画〈トリトン(仮題)〉の舞台は、日本の航空自衛隊を想定している。そのため、主人公のために航空自衛隊のパイロットの衣装が必要になる。
 これが意外に難問だった。やたら値段が高いのである。自衛隊の装備というのは基本的に市販はされていない。ユニクロで買えるたぐいのものではないのだ。そこで、サープラスショップなどのミリタリーマニアの店などで探す事になるのだが、自衛隊のものとなると、品物が殆どないのである。米軍のパイロットの衣装なら、わりと簡単に手に入る。アイテムによっては新品を買う事も出来るし、中古品も数が出回っているのだが、自衛隊の装備となると滅多にお目にかかれない。それ故に希少価値が付いて、見つけても尋常ではない値段がするのだ。
 こちらとしては撮影用なのでレプリカでもかまわないのだが、専門店としては実際に現場で使われていた事に価値があるという事で、レプリカや、例え手に入る伝手があったとしても新品は扱いたがらないらしい。
 手に入らないのではどうしようもない。
 そこで、一部は自作を検討する事にする。

20040920_02.jpg

 必要な装備は、フライトスーツにサバイバルジャケット、耐Gスーツにパラシュートハーネス、手袋にブーツに、ヘルメットと酸素マスク。フライトスーツやブーツはまだ新品やレプリカが手に入るので問題はないが、サバイバルジャケットやハーネスは簡単には手に入らないので、これらは自作を考える事にする。ヘルメットや酸素マスク、耐Gスーツは、似たものが手に入ればよし、または似たヘルメットからの改造も検討する。米軍のものが使えれば良いのだが、自衛隊のものとは微妙に形が違うのでそのまま使えるかどうか分からないが、とりあえず手に入るものは入手して自作の参考にするのも良いだろう。

 ちょうど、自衛隊のパイロットの人形がGIジョーサイズで出ていたので、参考のために購入した。最近のトイは良くできてて、これは撮影のミニチュアとしても使えそうだ。
 日本人顔のGIジョーに、付属のハーネスやらサバイバルジャケットやらを着せてみるが、これが良く出来ていて参考になる。が、どの金具をどこに付ければ正しいのか、さっぱり分からない。航空雑誌の写真を参考にして何とか着せてみたが、結構、着たり脱いだりは難しい。
 これらの装備を一揃えするのは、集めるのも自作するのも大変そうだという事が良くわかった。
 さぁ、難儀である。

2004.09.15

DVキャメラ、DVX100Aを購入。(撮影)

20040915_01.jpg

 待望のビデオキャメラを購入した。
 PanasonicのAG-DVX100Aと言うDVキャメラである。
 この機種はDVキャメラでありながら、フィルムのキャメラと同じ毎秒24フレームで撮影出来るモードを搭載している。しかもシネライクガンマと言うフィルムで撮ったのに近いトーンで記録する機能もついている。早い話、このキャメラで撮ると、フィルムで撮ってテレシネした映画のビデオソフトのような質感で、いきなり撮る事ができるのだ。
 しかも、毎秒24フレームで撮影しておけば、品質を落とさずにフィルムに変換する事も可能だ。
 これらの機能は劇場映画で使われるバリカムというハイビジョンキャメラと同じ機能で、時にはこのDVX100Aが劇場映画のサブキャメラに使われる事もある。今ではインディーズムービーで主力として使われる事も多い。

   従来の標準的なビデオの60i収録と再生(1/6秒間(ビデオ5フレーム分)の状態)
60i
 
 
 
   24Pモード(2:3プルダウン)での収録と編集(1/6秒間(ビデオ5フレーム分)の状態)
24P
 
 
 
   24PAモード(2:3:3:2アドバンスドプルダウン)での収録と編集(1/6秒間(ビデオ5フレーム分)の状態)
24PA

 私は今まで、SonyのDSR-PD150と言うDVキャメラを使っていた。業務用DVキャメラとしては下の方の機種で、一般人も購入する事が多いため、業務用(プロ)と民生用(コンシューマー)の中間と言う事で、プロシューマーというクラスに属する。
 このPD150と言うキャメラは、民生用のハイエンドキャメラVX2000をベースにして業務用にいくつかの変更点を加えられた物なので、何も考えずにオートで撮るにはとても良いキャメラだ。反面、マニュアルの操作性が非常に悪く、ちょっと凝った取り方をしたいと思うとすぐ限界が現れていた。画質は良いのだが画作りには少し難がある。映画よりも取材向きのキャメラである。しかし、今までは手の届く価格ではPD150以上の製品というのもなかったので、やむなくこれを購入し、使っていた。
 今回、そのDVX100Aという非常に映画向きのDVキャメラが登場したので、私はPD150を下取りに出し、これに買い換えたのだ。

 実際に使ってみると、実にイイ。毎秒24フレームやフィルム調のシネライクガンマもすばらしいが、従来のビデオと同じ使い方でも実に画質がいい。ナチュラルで、それでいて豊かな色が出る。また、操作性も抜群で、どうして今までこういう製品が登場しなかったのだろうと不思議に思うくらい、あたりまえの事がちゃんと普通に出来る。
 この、当たり前の事が普通にできるというのは意外に軽んじられていて、プロシューマークラス以下のビデオキャメラの殆どは、小型化と電子化、そして僅かばかりのコストダウンを優先して、当たり前の機能やスイッチが省略されていたり使いにくくなっていたりするのだ。フィルムならば8mmキャメラでだって当たり前の機能が、ビデオでは100万以上の放送で使うようなプロ機材にしかついていない。
 このDVX100Aは、当たり前の事が当たり前にできる、希なプロシューマークラスのDVキャメラである。それもそのはず、このキャメラは民生機からのバージョンアップではなく、最初から業務用の開発チームがプロ用として設計した製品なのだ。
 自主映画に手を染めて以来、20年以上待ちこがれていたビデオキャメラが、やっと手が届く価格で登場したのである。

 上の写真は、DVX100Aにいくつかのアクセサリーを付けたところである。
 マイクはゼンハイザーのME66+K6CLを、キャメラのモーター音が入らないようオーディオテクニカのショックマウントで懸架し、ファインダーにアイガード、レンズにCAVISON製の硬質ラバーフードとフレンチフラップを付け、フジカシングル8のZC1000のグリップを取り付けたところである。もちろんキャメラにマイクを付けた状態で自主映画を撮るわけではないが、取材の時にはなかなか良い感じである。

 下の写真は、キャリングハンドルのグリップの径を太くしたものである。
 硬質スポンジの筒を巻いて、三脚用の滑り止めラバーで巻いてある。
 ローアングルでの撮影時に、キャメラの水平のコントロールが楽で、持ち運びも楽だ。
 取材の時にうっかり、自分がショーウィンドウや窓に反射したり、他のキャメラに写ってしまった時に、キャメラが目立たないように、銀色の部分は全てパーマセルで巻いて黒くしてある。

IMG_0221

2004.08.18

キャメラの準備。(撮影)

 さて、キャメラである。映画を撮るには当然だがキャメラが必要だ。そのキャメラに何を選択するかが大問題である。
 本当はフィルムで撮りたいのは山々だが、今回の作品はデジタル合成が多いので、デジタルビデオでの撮影が主体になる。しかし、自主映画をビデオで撮るには色々と問題がある。

 フィルムで映画を撮るにはフィルム代もかかれば現像料もかかる。16mmネガで撮ると、初号試写まで1分あたり約1万円の感光材料費がかかる。もちろんこれにはNG分のフィルム代と音声関係の費用は含まれていない。また、フィルムで撮ってデジタル合成を行おうとすると、フィルムの映像を一端デジタル化し、合成が終わってから再びフィルムに焼くのに、ちょっとビックリするように予算がかかる。とても個人で製作できる金額ではない。
 ビデオではこの感材費がテープ代だけで済む。60分回しても千円かからない。低予算の自主映画ではこの差は大きい。しかもビデオは感度も高く照明の出力も削減できる。また、デジタル合成を行うにも、素材にそのまま手を加える事ができる。一見、ビデオは良い事ずくめのようである。

 しかし、ビデオにはもっと根本的な問題がある。映像の質感が映画っぽくないのである。多分に主観による部分も大きいのだが、作品と言うはその主観が重要なわけで、例え数字の上での色再現性だの何だのの性能が優秀であっても、撮りたい映像、見せたい映像でない限りは全く意味がないのである。
 ビデオの画質と言うのは、非常に生々しくリアルである。色やコントラストのトーンが現実に近い上、毎秒60フィールドという非常に多いコマ数で記録するため、動きも滑らかだ。映像記録という意味では非常に優れた性質を持っている。ニュース映像やドキュメンタリーなど現実をリアルに記録して再現するにはとても適している。ところが、この性能が映画ではマイナスになるのである。
 映画のドラマは虚構の世界である。言ってしまえば作り事の嘘の世界である。ビデオだと、そのリアルな質感のせいで、この嘘がそのまま嘘として映りやすいのである。簡単に言うと、時代劇のカツラが、カツラらしく映ってしまう。メイクが、メイクしてるように映ってしまう。照明が、まるで照明さんが当てたように映ってしまう。役者が、まるで演技してるように映ってしまう。衣装や小道具のように本物をそのまま使えるパートならいい。映画の撮影ではセットや書き割りのような代用品を用意するパートは非常に多い。これら代用品を、作り事ではなく自然な世界として映すには、一つ一つのパートを、かなりの高いレベルで仕上げなければいけない。それには、フィルム代程度では済まない予算が強いられるのだ。
 特に、私が今回撮ろうとしてるのは特撮作品である。ビデオの画質では、特撮は簡単にバレてしまう。ミニチュアはミニチュアにしか見えないし、特殊メイクは特殊メイクのようにしか見えない。現実を撮るには適した性質が、作り事を撮るには鬼門なのだ。
 また、動きの滑らかさも仇になる。アクション映画のメイキングシーンをご覧になった事はあるだろうか? 映画本編では迫力のある格闘シーンが、ビデオ撮りのメイキングではカンフーごっこのようにしか見えないなんて事はよくある。毎秒60フィールドもの動きの細かさが、演技をそのまま演技として映しているのだから仕方ない。これはもう、役者ではなく本物の格闘家を呼ぶしかないが、それですら足りないケースも多い。時代劇に出てくるのは剣の達人ではなく剣豪である。達人なら現実にもいるが、剣豪なんて実在するのだろうか? しかし映画の虚構の世界は、実在の最高レベルよりも更に上の能力を求める事は少なくない。しかし、演じるのは役者である。どんなに訓練した所で、何年もその道で鍛えた達人に敵うわけはなく、ビデオでそのまま撮って迫力のある動きができるとは限らないだ。

 このビデオでは厳しい撮影条件が、フィルムによる撮影だと、過度な質感を抑える事で解消される。ぶっちゃけた話、アラが隠れるのだ。動きに関しても、フィルムで撮られた映画は毎秒24コマと、ビデオよりはずっと少なく、シャッタースピードも大体は1/48秒で、1コマの動きのブレも大きい。この動きの荒さが観客に想像の余地を与えるのか、迫力のあるシーンではより迫力を演出し、静かなシーンではより静かさを演出する。
 また、フィルムそのものが持つ色の味わいもある。撮影と現像処理で手を加え、コントラストや彩度、粒状感などを調整して、画質で作品の雰囲気をコントロールできる。ビデオでもコントラストや彩度は調整できるのだが、普通は、色彩の味ではなく単に調子の悪いビデオにしか見えない事の方が多い。

 こういったビデオとフィルムの様々な特性とコストの違いは昔から問題になっていて、特に予算の低い自主映画ではコスト面の問題が余計に大きく影響していた。
 今回の私の作品は、特撮作品という事でビデオでは不利であるにも関わらず、デジタル合成を多用したいというフィルムではコスト的に無理な事をやろうとしていて、今まで以上に二律背反した選択を迫られていた。
 この場合、本来ならかなりの部分を諦めるしか方法はなかったのだが……なんと一つだけ、多くを諦めずに済む方法が現れていた。
 それはフィルムの映画と同じ、毎秒24コマで撮影できるビデオキャメラの登場である。

2004.03.28

まずは、脚本から。(脚本)

 さて、脚本である。
 企画を思いついたのが2002年の夏だから、はや2年も放ったらかしだ。仮にも文字を書いて食ってる本職なのに、なんでこんなに時間がかかるやら。
 全然手をつけてなかったわけでない。書こうとしてもなかなか進まないのである。

 原因は分かっている。
 最初のウチは、あ~、やっぱりシメキリがないと書けないのかな~なんて思っていたのだが、何度か手を付けてると、どうもそうではないらしい事が分かって来た。自分で監督する作品の脚本となると、他人が監督する作品の脚本とは書き方そのものが変わってるのである。演出プランとか、撮影の手間とか、予算やスタッフやその他技術的な事柄まで、同時に考えながら書こうとしてしまうのである。それも、かなり具体的な細部まで考えてしまうのだ。絵コンテどころか特撮の合成手順とか、必要な素材の撮影方法まで頭に浮かんでくる。
 予算も時間も少ない自主映画では制約が多いわけで、その中で少しでも派手な事をしようと思うと、あの手この手と色々なアイデアを考え初めてしまうのだ。そして、肝心のシナリオの方が進まないのである。
 こういう時は、まずは後先考えずに脚本を書いてから、後になって解決法を考えた方が良い場合もある。自分が一人だと思わず、脚本を書くときは脚本家に徹した脳味噌で書いて、演出する時には演出家の脳味噌になって考え、予算とか段取りを考える時はプロデューサーの脳味噌で考える。自分で、その時々に応じて役割を演じ分けられた方が、視点が狭くならずに済むのだ。最初から全体を見通して考えすぎると、出来る事、楽な事で、まとめようとしてしまう。それはそれで一つの方法だし、確実に作品を仕上げるにはある意味重要な事ではあるが、アイデアの発想が小さくまとまってしまいやすい。特に、行き詰まった状態では発想の妨げにもなる。
 こういう時は取りあえず、後先考えず好きに書いて、脚本が書き上がってから、演出家とプロデューサーの脳味噌で、脚本家の自分に文句を言って書き直させればいいのだ。
 とまぁ、頭で分かっていても、なかなか思うようにはいかない。好きに書くと言うのも結構大変だ。自主映画だから自分の自由に考えていいわけで「シバリ」が全くない。それはそれでツライ。仕事と違って、意見を言うエライ人もいないので、作品の方向性を絞り込むのも難しい。絞り込むべき理由すらないのだから。
 そんなこんなで、時間が空いたらたまに書きかけのシナリオを一太郎で開いては、隅っこのあたりをチョコチョコつついたりして、かれこれ2年がすぎてしまった(^^;

 先日、同業者に誘われて、とある宴会に出席した。
 その宴会と言うのは、軍事関係のジャーナリストや架空戦記物の作家など、ミリタリー関係の業界人が集まって飲むと言う、いわゆる軍事ヲタクの会合である。それも、そんじょそこらのヲタクではない。今この宴会場が爆弾テロに合ったら、日本のミリタリー関係のジャーナリズムは大打撃を被るだろうと言う、その筋では第一線の筋金入りの軍事ヲタクの集団で、「古今東西、軍艦の名前~」って始めると、まだ建造中の艦船や、計画だけで実在しない戦艦の名前までスラスラと出てくる(しかも「それは完成してないからナシ!」と指摘まで入れられる)普通の人から見たらちょっとアブナイ人たちばかりなのだ。そんな人間が100人も集まってミリタリー談義をすると言う、お好きな人にはたまらない宴会があり、私も参加して思いっきりその毒気に当てられて来た。
 やはり、そう言うキッカケと言うのは大切なのだろう――別にネタやアイデアをもらったわけでもないのだが、何か触発されたのだろうか、急にミリタリー作品である〈トリトン(仮題)〉の脚本を書きたくなった。そして、一太郎を開いたら――あっと言う間に初稿が書き終わった。2年かかって書ききれなかったのに。
 世の中そんなもだ。

 で、書き上がった初稿なのだが――200字詰めで46枚。20分以上、おそらく30分弱。「尺は5分を目指して、零れて10分、どんなに長くても15分以内」と考えていたのだが……。
 数日置いて少し頭を冷やしてから、書き上がった脚本を読んでみる。随所にと言うか、殆どのシーンに特撮が満載で結構――いや、かなり制作が大変そうである。
 撮れるのか? この脚本、自主で撮れるのか?
 「誰だ、後先考えずにこんなホン書いたヤツは!」と、プロデューサー脳と監督脳が言っている。
 何はともあれ、シナリオ初稿は完成である。

2003.02.03

短編自主映画〈トリトン(仮題)〉の制作。(企画)

 〈トリトン(仮題)〉は、去年の夏頃に思いついた企画である。
 他にも色々と撮りたい企画がたまってるにもかかわらず、なかなか忙しいくて実行に移せないでいたので、とにかく簡単に短く撮れる短編を、と考えて立てた小ぢんまりとしたシンプルな作品の企画である。お約束のごとく特撮を使うため、手間がかかるのであんまり大規模な作品はまずは避けようという事だ。

 基本的にはある時、CommotionPro(コモーション・プロ)というILMの合成ツールをいじって遊んでいたら、けっこう綺麗に抜けるものだから、この合成を主体として一本撮ってみたくなったという、単純な発想のものである。
 メインの被写体は戦闘機。なんでかと言うと、飛行機は他の被写体との絡みが少ないので合成自体は簡単だろうという甘い考えと、逆に、近年のテレビや映画で見るCGや合成の飛行機の飛び方があまりに不自然で気に入らないので、試しに自分で気に入った飛び方の飛行機モノを撮ってみたいという挑戦と、二つの考えである。
 ちょうど去年は仕事で、戦闘機が出てくるアニメの脚本を書いていた事もあって、もっと飛びモノやりたいなぁ、という気持ちもあって、簡単なジェット戦闘機モノを一本撮ってみようという事になったのである。

 尺は5分を目指して、零れて10分、どんなに長くても15分以内に納めたいと考えている。撮り始めたら絶対長くなるのは目に見えているので、目標を短く設定しておかないと膨れ上がってしまって完成が覚束なくなるに違いない。自主映画だから仕事と違って尺の制限が緩いので、あらかじめ気持ちの上で締めておかないと収拾がつかなくなるに違いないのだ。

 とりあえず大雑把なプロットだけは去年のうちに書いて、ミニチュアの発注も済ませている。資料など必要なものも少しずつ集まり始め、そろそろ色々な事が具体的に決まり始めたので、ちょっと気合いを入れて動き始めようかという辺りである。
 目標は今年の初夏あたりに撮影開始して、秋口あたりに完成させたいところ。
 はてさて、どうなる事やら。
 無事完成したらお慰みである。

2003.01.30

とりあえず……。

 現在、私が制作中の自主映画の進行状況を、掲載しようかなどと考えております。

 色々とドタバタしつつ企画も二転三転し、ノンビリしてるうちに機材もまたたく間に進歩して(^^;いつの間にやら、前に考えてたのとは全然違う作品を撮ろうとしております。
 と、言っても、前の企画が流れたわけじゃなくて、チョット後回しにしようという話。それより先に簡単に撮りたい短編が思いつき、その方が前に企画した作品の練習にもなるので、ちょうどいいだろうという算段。

 とは言え仕事も忙しくなり、なかなか時間も取りにくくなっているので、慌てず騒がず気楽に行こうかと思っとります。
 はてさて完成はいつになる事やら……。
 ま、趣味だからいいか(^^;